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屋根の工事を行いました。
今回、使用する屋根材は ”折板 せっぱん” です。
工場の屋根などによく使用されます。
まずは、鉄骨の梁の上部に”タイトフレーム”と
呼ばれる下地金物を接合(溶接)します。 |
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タイトフレームの接合が完了しました。
尚、鉄骨梁の上部には、高力ボルトなどが
突出しているので、リップ溝形鋼(C形鋼、Cチャン)を
梁上部に接合したり、
一部の梁の高さを上げておいたりして
タイトフレームがまっすぐと平らに
接合できるようにしておきます。 |
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タイトフレームの接合が完了したら、
屋根材の荷揚げ作業を行います。 |
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いよいよ屋根材の固定作業です。
折板材の位置を確認したら、タイトフレーム上部の
ボルト部分に専用の金物を当てて、ハンマーでブチます。
・・・すると、なんというコトでしょう~。
穴があいてボルトが”コンニチハ”と見えてきます。
そのボルト部分に専用のナットを固定していきます。 |
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折板屋根の固定が完了しました。
ちなみに屋根を固定する。屋根を作る事を
”屋根を葺く(ふく)” と表現します。 |
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折板屋根の固定が完了しましたが、
折板屋根の山の部分がスカスカで恥ずかしいので、
山の部分には、”軒先面戸 のきさきめんど” と
呼ばれる金物を固定します。 |
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屋根の両端部には ”ケラバ包み” と
呼ばれる金物を固定します。
”ケラバ” とは屋根の勾配がある部分の端部の事です。 |
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屋根の周囲に ”幕板 まくいた” を固定する為、
折板屋根の上部に、専用のアングルを固定します。 |
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最後に幕板を固定して、折板工事は完了です。 |