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捨てコンクリーの打設工事が完了したら
墨出し工事を行います。
”墨出し工事” とは捨てコンクリート表面に
”墨壺” と呼ばれる道具を使用して
基礎の位置を記していく作業の事です。
写真の ”黒い線” が基礎の外側や基礎の中心の
位置になります。 |
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墨出し工事が完了したら
型枠を固定する為のセパレーターを
捨てコンクリート表面に固定していきます。
写真の金物がセパレーターです。 |
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鉄筋の搬入もあわせて行います。
鉄筋はユニット鉄筋です。
ユニット鉄筋は鉄筋が組んである状態なので
施工性や正確性が格段に上がります。 |
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外周部の型枠を設置して
ユニット鉄筋を配置していきます。
ちなみに、今回の鉄筋ですが
主筋は 上端筋 2-D13、下端筋 2-D13。
腹筋は 1-D10。
立ち上がりの鉄筋は D10@200です。
腹筋・・・構造上 不要なので
”抜いてしまおうか?” ”抜かないでおこうか?”
いつも悩んでいます。 |
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ユニット鉄筋の下部には
スペーサーを配置します。
スペーサーを配置することにより
鉄筋のカブリ厚さを確保できます。 |
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私の記憶が正しければ?以前、主筋などの鉄筋と、
カブリ厚さについては、HPにUPしたような?
記憶があるので割愛します。 |
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今回の建物ですが、
一部に深基礎(ふかぎそ)があります。
深基礎とは、建物などの重さが基礎の下側を伝達して
建物の近くにあるブロック塀などを
押してしまったりする時に、
押さないように基礎を深くする工法の事です。
深基礎には”ベース部分”と”立ち上がり部分”があります。 |
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深基礎のコンクリートは、
通常の基礎の鉄筋を組む前に打設します。
写真は深基礎のコンクリート打設後のものです。
手前側に深基礎があり、
その周囲の鉄筋は組まれていない状態です。
ちなみに深基礎に使用したコンクリートは
FC=24、スランプ=18です。 |
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深基礎のコンクリートの打設が完了したら
養生期間を設けてから、
深基礎部分からニョキと生えてる?の鉄筋と
通常部分の鉄筋を絡めていきます。
このように鉄筋を絡めていく事を
”定着” や ”継手”なんて呼びます。
定着や継手の長さなんかも法律で定められています。
・・・これで鉄筋工事は完了です。 |
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鉄筋工事が完了したら
第三者機関の配筋検査を受けます。
配筋検査が合格したらスラブ(耐圧盤)の
コンクリート打設工事です。 |