建物が完成するまで・・・屋根工事④|千葉県野田市の涼建築事務所は新築住宅ならお任せ、設計事務所です。

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建物が完成するまで・・・屋根工事④2016.11.09

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 屋根の棟(むね)換気金物の工事を行いました。写真の中央が棟換気部分です。
棟とは屋根の頂部(てっぺん)部分のことです。
建物が古くなると台風の時などにこの棟金物が飛んでしまうことがあります。飛んでしまう理由の一つに棟金物の下地木材の腐食があります。
なので棟金物の下地には”プラ木”と呼ばれる材料を使用しています。
プラ木は腐食に強いといわれています。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 換気部分のアップです。
見えている木材は屋根垂木です。
この換気部分の屋根のアスファルト系防水シートを幅2㎝程度カットして開放しています。
外壁の最下部や軒裏の換気金物から侵入した空気がこのカット部分を通過して外部に排出されます。
尚、屋根垂木の合掌部分(頂部)は5mm程度、隙間を設けています。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 換気金物の設置状況です。長さは910mm程度あります。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 換気金物のアップです。
なんということでしょう。
下方向からの水は通し難いですが、上方向からの風は通しやすくなっています。
この金物を開発した人に感謝です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 換気金物の上部に棟金物を設置~固定して完了になります。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 棟換気金物は2階の屋根に4箇所。1階の屋根部分に1箇所。合計5箇所に設置しました。
雪止金物も取り付けしました。
これにて屋根工事は完了になります。