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玄関前の外壁と天井に羽目板(はめいた)を貼る工事を行いました。写真は羽目板の端材です。
塗装に関しては2回塗り仕上げの1回目までは塗装しています。
材料は檜の上小節 厚さ12mmです。 |
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実(さね)部分のアップです。凸凹部分を実と言います。
左側が雄実。右側が雌実です。 |
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羽目板の実(さね)を合わせた写真です。 |
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雄実と雌実を合わせて仕口になります。合わせた面に隙間があります。
この様に少し隙間があることを”目すかし”と言います。
軒裏のケイカル板なども目すかしで貼ることがあります。 |
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玄関前の外壁と天井に羽目板を貼りました。今回の仕上げ塗料はキシラデコールという材料です。
キシラデコールは2回塗装することで完了します。
1回目の塗装は羽目板の実(さね)の部分も塗る事を目的に材料の時点で塗装をします。
木材は収縮する為、実部分も塗っておかないと収縮したときに塗装していない部分が顔をのぞかせます。
2回目はこの写真の様に貼ったあとに塗装します。
ちなみにこの写真は1回目の塗装後になります。 |
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外壁の羽目板工事は、今回の様に雨に濡れにくい場所に行います。
当事務所では外構のフェンスと歩行する部分に木材(無垢材)を使用し、塗装にはキシラデコールを塗り、実験をしています。
フェンスの柱には檜製材(芯もち)。フェンスには杉製材(赤白)。歩道部分にはカラマツ製材を使用しています。
実験開始から9年経過しましたが一部の杉製材は油分が抜けて割れてきているので交換しました。檜、カラマツもあと5年~10年位で交換になりそうです。
雨に濡れるところに木材を使用する場合はメンテナンスやランニングコスト、交換のしやすさなどの検討も必要です。
PS:立地条件により外壁の仕上げに木材が使用できない場合があります。 |