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外壁の胴縁工事が完了したので、次の工程であるラスシート工事を行いました。
まずは、”下端(したば)おこし”と呼ばれるプラスチック材を取り付けます。
写真のグレーのものが下端おこしです。下端おこしを取り付けることにより、モルタル工事を行う際の定規になります。
尚、下端おこしは胴縁より下方向に3mm~5mm程度、延ばします。
延ばすことにより外壁面から落ちてきた雨水が下方向に落ちる為、木胴縁は塗れにくくなります。”オダレ”効果です。 |
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木製の縦胴縁と縦胴縁の間にプラスチック製の補助胴縁を取り付けます。
写真の縦に貼ってあるグレーのものが補助胴縁です。
補助胴縁を入れることによりラスのバタつきを防ぎ、通気層を確保します。 |
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サッシ廻りなどにはフエルトを貼ります。
サッシなどのアルミ製品とラスシートが接触すると電食(腐食)してしまう為、サッシとラスの間は5mm程度、空かす必要があります。
5mm程度空けてしまうとラス工事後のモルタル工事で、モルタルが通気層に落ちてしまいます。
その様なことを防ぐ目的でサッシ廻りなどにフエルトを貼ります。 |
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土台水切り廻りもサッシ同様、フエルトを貼ります。 |
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下準備が完了したらラスシートを貼ります。
ラスシートの写真です。
少しめくってみました。
胴縁側から油紙?アスファルト(黒いもの)、油紙?ラスの順番になっています。
このシートを下方向から重ねながら手動のタッカーを使用して貼っていきます。 |
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補助胴縁も木製胴縁同様 厚さは15mmです。
この15mmが外壁面の通気層になります。 |
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最後にエアータッカーを使用してラスシートを本固定します。 |
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ラスシート工事が完了しました。
次はいよいよ、モルタル壁の左官工事です。 |