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外壁仕上げ材のジョリパッドの塗りパターンの打ち合わせを行いました。
ジョリパッド自体は写真の缶で入荷します。
中身は液状です。
材料的には”内外装合成樹脂エマルション系薄付け仕上げ塗材”となります。
なので”内装でも外装でも使える微弾性の薄塗り用水性仕上げ塗料(コテも使えます。)”と言う感じでしょうか?
仕上げの工程としては、塗料の様にローラーを使用したり、吹き付けをしたり、左官工事の様にコテを使用して行います。
今回はコテを使用します。 |
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ジョリパッド自体は塗料の様に液体なので、写真の砂(珪砂 けいさ)を入れてパターン(表情)を造ります。
珪砂には粒の大きさがあります。 |
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1つ目のパターンは”ナチュラム ストーム”と呼ばれるものです。
珪砂は1厘(いちりん)(0.3mm程度)のみを使用しています。
珪砂が細かいので表面もスッキリしています。
内装壁の珪藻土などで、使用することが多いパターンです。
1厘・・・なつかしい響きですね。
尚、この写真は塗りたてなので、色が濃い状態です。 |
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2つ目は”エンシェントブリック S”と呼ばれるものです。
珪砂は1厘(0.3mm程度)と3厘(0.9mm程度)を混合して使用しています。
3厘の珪砂が入っているので表面は”石”のようなゴツゴツ感が出ています。 |
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3つ目のパターンは”トラバーチン”と呼ばれるものです。
珪砂は3厘(0.9mm)のみを使用しています。
3厘のみなので表面は”石”のようにゴツゴツ間がありますが、塗料が少し乾いてきた時にコテを使用して、横方向に押さえているので、ゴツゴツ感 + スッキリ感がミックスされた感じになります。
白樺の木の表皮のような表情です。 → このイメージわかりますか?
こちらのパターンは昨年、施工させていただいた新築現場でも採用になったパターンです。 |
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ジョリパッドと言えば扇パターンが主流でしたが、施主様の御希望ではない為、今回は上記の3パターンからの選択になりそうです。 |