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”登りたくなる壁”の最終章です。
写真はMokkunの材料です。 |
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施主様と現場にて待ち合わせをして、塗りパターンの打ち合わせを行います。目の前で数種類のパターンを付けていき、決定します。
こちらの壁を塗るのは、パターンをつける担当の左官業者さんです。 |
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パターンが決定したら、材料が硬化する前に一気に塗っていきます。
当事務所では、MPパウダーという、珪藻土を塗る事が多いのですが、今回はMokkunを塗ってみました。
勝手にMPパウダー(最上位の建材)とMokkun(パウダータイプ)の比較をしてみます。
見た目の話。MPパウダーには骨材が入っているので、塗り方によって、岩の様な男性的な表情も、なめらかな女性的な表情も施工可能です。
今回、使用したMokkunは、骨材の入っていないパウダータイプを選択しているので、表面がなめらかで、女性的な表情になります。
価格の話。MPパウダーもMokkunも石膏ボードのパテ処理は同じ工程なので、パテ処理後の話になります。尚、施工面積は10㎡とします。
MPパウダーは、パテ処理後、1回塗りにて仕上げになります。Mokkunは、下塗りで1回塗り、仕上げで1回塗りの合計2回塗りになるので、施工費用は2倍になります。
材料費は、MPパウダーが¥18.000-程度。Mokkunが¥31.000-程度なので、材料費は1.7倍程度になります。
尚、MPパウダー、Mokkun共に、送料、消費税込み、設計管理費用別の金額です。
Mokkunの特徴は、木の香りがします。施工後、数日で香りは薄れますが、湿気の多い日などは、香りが復活するそうです。 |
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Mokkunの工事も完了したので、吹き抜け部分の内部足場を解体して、壁全体を見ることが可能になりました。
尚、当事務所では、吹き抜けを推奨することはありません。(施主様が御希望されれば別ですが。)
今回は、将来的に個室を増設する可能性が高かった為、吹き抜けを造りました。
吹き抜けの梁に小梁を架けて、床を組み、建具を付ければ個室になります。その際には、建築確認申請や完了検査、もちろん構造計算も行います。 |