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プランの打ち合わせが完了したので、建築模型の作成に入りました。
図面だけでは、わかりにくいことも多いと思いますので、
模型を作成して施主様に提案しています。
施主様に模型を提出すると、
”どうやって、造っているの?”と質問される事が多くあります。・・・ので、
今日は ”こんな感じで造っています。”的な業務日誌です。
尚、私は建築の学校などに通った経験がありませんので、
模型の造り方は、 ”我流” です。
写真は模型を作成する時に使用している道具です。
カッターや定規、サシガネやピンセット、ノリ・・・もちろん老眼鏡です。
今回、卓上のスタンドも購入しました。
ちなみに、あっちの方のスタンドではシルバーチャリオッツが一番好きです。 |
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模型の材料はスチレンボードを使用しています。
スチレンボードとは、発砲スチロールを厚紙でサンドウィッチしている
板のことです。
厚さは1mm、2mm、3mm、5mmの4種類を使用しています。
スチレンボードの接着には、専用の”スチレンのり”を使用します。 |
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模型のベース(床)部分の接着には、スプレーのりを使用しています。
接着面が大きい場合には、便利な商品です。
主に紙とスチレンボードの接着に使用します。 |
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まずは、ベース部分の作成です。
ベース部分とは、模型の床にあたる部分の事です。
模型用の図面を作図して、印刷し、スプレーのりを使用して図面(紙)を
スチレンボードに接着します。
のりが乾燥したら、カッターを使用して、切断していきます。
カッターの刃は、こまめに交換(折る)した方が、キレイに仕上がります。
尚、図面の縮尺は1/50にて、作図しています。
使用している、CADは、JW CADです。このCADしか使用しません。
以前、パース(建物の外観や内観)が自動で立ち上がるとの事で、
一般の方(建築従事者ではない)向けの、〇〇ホームデザイナー
というCADも使用した事が、ありますが
”それとなく、納まる”感じなので、恐ろしくて使用していません。 |
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1階のベース部分の切断が完了しました。
3枚あります。
一番下は、玄関前のポーチの階段部分。
真ん中は、玄関の床とポーチの床(タイル)部分。
一番上は、1階の床部分(フローリングなどの部分)になります。
尚、ベース部分のスチレンボードの厚さは、3mmを使用しています。 |
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先程の3枚を接着して固定すると、
ポーチ階段~玄関タイル面~1階床面の段差の出来上がりです。
かなり、昭和的ですが、施主様の評判は上々です。 |