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砕石の転圧工事が完了したら、次は”防湿シート”の敷き込みと
”捨てコンクリート”の打設工事です。
写真の透明なシートが”防湿シート”です。
地盤面からの、湿気を遮る目的で敷いています。
防湿シートの廻りのコンクリートが”捨てコンクリート”です。
捨てコンクリートは、このあと行われる”墨出し工事”の為の
コンクリートになります。
構造体ではないので、厚さは60mmです。
他の現場に行っていたので施工途中の写真はありません。 |
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捨てコンクリートに、建物の位置(柱の中心など)を記していきます。
やり方(写真の板)には、柱の中心の位置などが記してあるので、
トランシットと呼ばれる機械を使用して、捨てコンクリートに
各々の柱の中心の位置に印をしていきます。 |
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印がでたら、”墨つぼ”を使用して”墨出し”をしていきます。
写真の墨の交点が、柱の中心になります。 |
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柱の中心がでたら、基礎の側面の墨も出します。
こちらの建物の場合、柱の中心と基礎の中心は同一になります。
基礎(立ち上がり)の幅は150mmなので
150mm÷2=75mmとなります。
柱の中心から75mm離れたところに墨を出します。
次に”セパレーター”を基礎の側面の墨に合わせて配置します。
写真の金物がセパレーターです。 |
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セパレーターの固定には、ガスカートリッジ式のピン打ち機を
使用します。 |
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セパレーターの固定が完了したら、型枠の設置工事です。
黒い鉄板状のものが型枠です。”鋼製型枠”と言われています。
セパレーターの爪の間に型枠を差し込んでいきます。
これで、型枠の脚部は基礎の側面に配置されました。 |
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型枠の上部は、”ヤラズ”と言われる金物を使用して固定します。
写真の銀色の物がヤラズです。
ターンバックル式なので、押したり、引いたりできます。 |
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型枠の上部は、やり方に糸を張って、基礎の側面の位置にします。
型枠の上側の糸が見えるでしょうか? |
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各型枠の固定状態と位置を確認したら、型枠工事は完了です。
職人さんが、軽々と持ってる型枠材ですが、かなり・・・重いです。
もし、私が3枚以上運んだら、幽体離脱することでしょう。 |