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土台敷き工事を行いました。
土台敷きとは、文字通り、基礎の上に土台を敷いていく
工事のことです。
土台には桧(ひのき)製材を使用しました。
通常は米ヒバ製材を使用していますが、米ヒバ製材が
無い・・・輸入できない・・・輸入の予定も未定
・・・とのことなので、今回は桧製材を選択しました。
どうやら、欧州あたりで米ヒバの”優れた特性”が
ばれてしまった模様です? |
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まずは、上の写真のように、基礎の天端に土台の外側の
位置をだして、墨を打ちます。
外周部の墨出しが完了したら、対角線を測り、直角を
確認します。・・・バッチリでした。
次は、この写真のようにアンカーボルトやHDボルトの位置
を測って、土台に印をします。 |
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印がでたら、電動ドリルを使用して、穴をあけます。
猛暑の中、こまめに水分補給をしながらの作業です。 |
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穴あけが完了したら、土台の下側に、防蟻材を塗布します。
防蟻(ぼうぎ)材とは、白アリさんのクスリのことです。
オレンジ色のところは、塗布が完了しているところです。 |
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防蟻剤の塗布が完了したら、”基礎パッキン”と呼ばれる
通気材を、土台の下側に固定します。
固定には、釘を使用しています。
玄関廻りなどには、気密パッキンを使用します。 |
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基礎パッキンの写真です。
穴があいていて、いかにも通気(床下換気)しそうですね。 |
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気密パッキンの写真です。
こちらは穴があいていません。
パッキンの上下には、やわらかいゴムが接着してあり、
通気させない ”意思”? が見られます。
主に通気(床下換気)をしたくない場所に使用します。
間違って玄関の外壁廻りや框(かまち)を受ける土台の
下側に、通気する”基礎パッキン”を使用してしまうと・・・。
”玄関に冷気が漂う家”の出来上がりになってしまいます。
注意しましょう。 |
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基礎パッキンなどの固定が完了したら、
いよいよ基礎の上に土台を敷いていきます。
写真の長いボルトは、HD(ホールダウン)ボルト。
丸い金物は、アンカーボルト(土台)と基礎を固定する
ナットです。 |
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基礎の上の墨と土台の位置を確認したら、
大引きを仮固定していきます。
土台と大引きの違いは
土台は基礎(立ち上がり)に固定します。
大引きは土台に固定する為、大引きの下側には
基礎(立ち上がり)がありません。 |
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全ての大引きの仮固定が完了したら、墨の位置を確認して
アンカーボルト専用のナットを締め込んで、
土台敷き工事は完了になります。 |