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この写真は地盤改良工事、浄化槽埋設工事が完了した状態です。
今回はこの写真の右端部分のコンクリートブロック工事(以下 CB)を行います。 |
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まずは道路と民地の境界線を確認して、CBの仕上げの位置を出します。
その後、根伐(ねぎり)工事です。
根伐工事とはCBの基礎部分を掘削する工事のことです。
続いて砕石を敷き込みプレートという機械を使用し転圧工事を行います。転圧を行うことで砕石を締め固めます。
砕石の厚さは150mmです。 |
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続いて鉄筋工事です。今回の場合、L型鉄筋をD13 @400にて施工しています。
D13とは 外径13mmの異型鉄筋のことです。
@400(ピッチ400)とは400mm間隔にて配置することを表します。
鉄筋の重ねる部分の長さや砕石と鉄筋の間の距離(カブリ)などを確認します。 |
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いよいよコンクリートの打設工事です。
写真のコンクリートの部分はベースコンクリートと表現しています。
今回のコンクリートは FC=21、スランプ=18、厚さは150mmです。FCとはコンクリートの強度のことです。外気温などにより変更します。ちなみにコンクリートの強度は圧縮強度のことです。
スランプとは、コンクリートの硬さ(柔らかさ)のことです。数値が大きいほど柔らかくなります。(施工時の柔らかさです。施工時にコンクリートが硬すぎると鉄筋の隙間などにコンクリートが入り込まないので強度が落ちてしまいます。) |
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CBの組積(そせき)工事の写真です。
CBは幅150mmの物を使用しています。
CBとCBの圧着に使用しているのはモルタルです。コンクリートブロックの空洞部分も200mm間隔でモルタルを入れていきます。
コンクリートは、主にセメント、水、砂、砂利を工場にて配合します。
モルタルは、主にセメント、水、砂を現場にて配合します。
見た目は似ていますが全くの別物です。 |
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CBを3段目まで積んでいる写真です。
3段目に横方向の鉄筋 D13を一本入れます。
今回は4段目まで積み、上部はアルミフェンスを施工する予定です。
この工事が完了するといよいよ、建物の基礎工事になります。 |