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仮設足場工事が、完了したので、本体工事スタートです。
まずは、屋根のカバールーフ工事から、開始します。
写真は、施工前の屋根の状況です。
既設の屋根は、カラーベストコロニアル葺き、4.0勾配です。
築年数は、32年。
過去に何度か、屋根の再塗装工事を行っている様ですが、
塗膜が薄くなっているようです。
今回の工事では、こちらの既設の屋根面に、
新たにガルバニウム鋼板 厚さ0.35mmを貼っていきます。 |
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まずは、屋根の先端部分に生えている”コケ”を、
除去していきます。
除去には、スクレーパーやハケなどを使用しています。
カラーベストコロニアルは、スレートを成型した屋根材です。
材料の表面に、凸凹がある為、”コケ”などが付着しやすい
建材です。
特に北側などの日当たりが悪い場所に付着しています。
ちなみに、この時代のコロニアルには、アスベストが
含有していることでしょう。 |
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コケの除去が完了したら、屋根材が乾燥するのを待って、
防カビ材含有の塗料を塗っておきました。
”カビ” と ”コケ”は違う気がしますが、
防コケ材含有塗料が見あたらなかったので、代用しました。 |
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塗料が乾燥したら、屋根の先端部分に、
”軒先唐草板金(のきさき からくさ ばんきん)”を、
固定していきます。
軒先唐草板金の固定には、ビスを使用します。
ビスの長さは、25㎜以上。
ビスの間隔は、455mm以下となります。
尚、カバールーフ工事完了後、破風の板金工事と、
雨樋の撤去~新設工事を行います。 |
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軒先唐草板金工事が完了したら、ケラバ唐草板金工事を、
行います。
軒先唐草板金は、軒先に設置する板金です。
軒先とは、屋根の水下部分の事になります。
屋根の水下部分には、一般的に雨樋(横樋)が設置されます。
ケラバ唐草板金は、屋根の勾配面の側面に設置する板金です。
屋根の勾配面の側面とは、建物を見上げたときに見える、
屋根の”三角部分”の事です。
尚、”ケラバ唐草板金”は、”ケラバ包み”とも呼ばれています。 |