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配筋工事を行いました。
配筋工事とは、鉄筋を組む工事の事です。 |
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写真は、柱廻りの鉄筋です。
柱主筋と呼ばれる鉄筋は、19㎜の異型鉄筋を12本使用しています。
19㎜の異型鉄筋の事を ”D19” と呼んでいます。
12本の鉄筋を使用しているので、
図面上では、これを ”12-D19” と表現します。
主筋を取り巻くように組まれた鉄筋は、帯筋と呼ばれています。
帯筋・・・みんなが大好きなヨコモジで呼んでみると、
フープ(筋)となります。
帯筋には、13㎜の異型鉄筋を使用し、100㎜間隔で組んでいます。
図面上では、これを、”D13@100” と表現します。 |
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写真は、外周部の地中梁廻りの鉄筋です。
梁主筋と呼ばれる鉄筋は、16㎜の異型鉄筋を使用しています。
梁主筋は、その地中梁に求められる強度や支持する距離(スパン)
などにより変動します。
尚、梁主筋には、上側の主筋(上端筋)と下側の主筋(下端筋)に
分けられ、必要な本数(強度)は構造計算により算出されます。 |
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写真は、内周部の地中梁廻りの写真です。
外周部の地中梁の写真より鉄筋が少なくなっています。
地中梁の主筋を取り巻くように組まれているのが、
”あばら筋”です。みんなが大好きなヨコモジで呼んでみると、
”スターラップ”となります。
尚、スターラップの間隔ですが、外周部が100㎜。内周部が200㎜。
使用している鉄筋は、異型鉄筋の10㎜です。
図面上では、これを、”D10@100” 若しくは ”D10@200”と
表現します。 |
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写真は、”フーチング”と呼ばれる基礎部分の配筋です。
使用している鉄筋は、異型鉄筋の10㎜と13㎜の併用です。
鉄筋の間隔は、200㎜になります。
写真のコンクリート片は、”スペーサー”と呼ばれる物です。
鉄筋の下側にスペーサーを入れる事により、
鉄筋が浮いている状態になります。
この状態で、コンクリートを打設すれば、
仕上がったコンクリートの内部に、鉄筋が配置される事になります。
※鉄筋の周囲をコンクリートで固める事により強度は発生します。 |
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写真のドーナツ型の物も、スペーサーです。
こちらのスペーサーの役割は、鉄筋の ”カブリ厚さ” を
確保するのが目的になります。
カブリ厚さについては、以前、記載した記憶があるので割愛します。
尚、柱主筋や梁主筋、帯筋やあばら筋などの鉄筋の太さや本数は、
建物の規模や高さなどにより変動します。 |
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配筋工事が完了したので、
配筋検査を行いました。
配筋検査では、各主筋、帯筋、あばら筋、その他の鉄筋の
太さや、本数、間隔や鉄筋間の距離の確認。
鉄筋の重なる部分の距離やカブリ厚さの確認などなど・・・。
設計図書に照らし合わせて、確認します。
外周部の型枠工事も完了しました。
次回は、フーチング部分のコンクリート打設工事です。 |